ツアーナースは派遣看護師人気のお仕事

ツアーナースは小学生の林間学校、中高生の修学旅行に同行しケガの応急処置や体調不良者の対応をします。

子どもたちは少しの環境の変化で体調を崩すことが多く、学校であれば保健室で休むことができますが、旅行中はそうはいきません。

宿泊先の看護師の部屋を保健室代わりにすることが多く、日中は部屋で待機して体調不良の生徒や応急処置で来た生徒の対応をします。

100人規模の子どもたちが一斉に行動するので、いつどんな対応が発生するか分からないので、ツアー中はひと時たりとも気が抜けないのです。

ツアーナース看護師の朝は早く、教師と朝礼を兼ねた打ち合わせに参加します。当日の全体の行動予定を看護師も把握し、待機場所や予測されるケガや事故の事前対応など万全の状態にしておきます。

当然生徒の朝食前に教師の打ち合わせが行われるため、朝は5時に起きることが多いです。最近はアレルギーの子どもも多いため、アレルギーがある生徒の朝食チェックを行うなどツアーナース看護師はただ旅行に同行すればいいわけではないのです。

日中の行程でアウトドアやキャンプなどがある場合は現地へ同行したり、日中は自由時間で生徒たちが自由に観光や買い物をしているようなら、宿泊先のホテルや旅館で待機をします。

服薬が必要な生徒もいるから服薬管理の健康チェックも看護師の大事な仕事です。

夜は報告書の作成、翌日の準備などを行います。教師との夕礼にも参加し、生徒が消灯するまで何が起きるか分からないため看護師が就寝できるのは夜中の1時ころになります。

ツアーナースとして同行する看護師の責任は大きく、教師・生徒と家出帰りを待っている保護者にとって安心して旅行をするための存在なのです。

ツアーナースの給料は1回あたり●●円（おおむね日給16000円くらい）となっていて、実際に働いている時間は24時間営業に近いので時給換算をすると、他の看護師派遣のお仕事の方が割が良いのですが、旅行代を払わずに旅行ができる事、それから学校保健室の仕事は非常に少なく保健室看護師に慣れないけど保健室先生と同じような経験ができることから、給料よりもやりがいを選んでツアーナースを希望する看護師が多くいるのです。

ツアーナースの派遣求人は時期によって求人数が変わります。春から夏にかけて、それと秋は学校の旅行シーズンになるので数多くのツアーナース求人が出ます。

一年間を通してずっとツアーナースで働いて収入を安定させることは難しく、あくまでツアーナースは補助的な収入として、修学旅行が少ない時期は健診バイト、イベント救護、採血バイト、その他派遣看護師として、生計を立てていく必要があります。

ツアーナースは収入面で安定しない事から、独身看護師がツアーナースのみをやることは少ない傾向で、結婚して旦那の稼ぎがある看護師や、子育てが一段落して生活も落ち着いた看護師や、独身でも親と同居していて常勤並みに稼ぐ必要が無い看護師が希望する場合が多いです。

ツアーナースの派遣求人はどこでも扱っているわけではなく、学校や自治体、旅行会社と付き合いの長い派遣会社がツアーナースの求人を取扱っています。

ツアーナースという特性上、学校、生徒、保護者から信頼を得ている実績のある派遣会社に求人が集まります。

派遣会社としてもツアーナースに看護師派遣をしているノウハウもあり、新たに看護師がツアーナース希望で登録してきてもツアーナースに関する業務の説明や注意点を説明できます。

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